1. ワークショップ、講演、シンポジウムなどの開催
    太鼓は芸術的な表現媒体である前に、まず、人と人、人と地域を結ぶコミュニケーションの手段であると私たちは考えます。鼓童文化財団では太鼓を使ったワークショップなどを積極的に開催し、演奏における技術指導よりも個々人の可能性をいかに引き出すかに重点をおいた実践研究を行なって、地域に根ざした社会活動の一環として取り組んでいきたいと思います。具体的には、佐渡の自然の中で太鼓などを学ぶ合宿型のワークショップ「鼓童塾」。幅広い方々が太鼓に楽しく親しむ「太鼓体験塾」、また「研修生と佐渡の中学生との交流公演」や、「少人数編成での地域還元公演」、様々な「講演・シンポジウム」などを開催していきます。
  2. 伝統文化の再創造に関する研修および実践(研修所)
    鼓童文化財団に所属する研修所では、広く内外から研修生を募集し、豊かな自然と芸能の宝庫である佐渡において、体験的学習を通して次代に伝えるべき<新しい伝統>の創造を目指します。研修制度は2年制で、1年目は伝統文化の基礎を研修する総合課程、2年目は鼓童の活動を通じて実践的な力を養う専門課程となります。
  3. アクション・ライブラリーの運営
    鼓童の国内外での活動記録をはじめ、佐渡で開催している国際芸術祭「アース・セレブレーション」の足跡、および伝統文化についての調査研究・資料収集の成果を、広く国内外の方々に利用していただくための図書館を将来的に運営したいと計画しています。これは関連図書・音響映像・収集資料を展示紹介していくだけでなく、一般の方々がより親しみやすく相談し参加体験できる形を模索したアクション・ライブラリーとして「行動する図書館」を目指すもので、インターネットなどを通じて情報を公開していきたいと思います。
  4. 国際芸術祭「アース・セレブレーション」の実施
    鼓童が地元の市町村とともに実行委員会を組織し、88年より毎年開催している国際芸術祭を、今後ともその質的向上を目指して実施していきます。本芸術祭では、世界各地の民族音楽・芸能の専門家や研究者を招き、佐渡の自然の中で新しい「地球文化」の可能性を探るとともに、各地の伝統文化の紹介を通じてその振興をはかっています。海外からの参加者を積極的に働きかけて国際交流を促進し、次の世代への芸術的な基盤形成につとめます。
  5. 伝統文化に関する調査研究および資料収集
    人類が長い年月を経てかたちづくり、伝えてきた世界各地の様々な伝統文化(特に民族音楽・芸能・工芸)、とりわけ佐渡を中心とした調査研究を行なうと同時に、その資料収集を積極的に進めます。
  6. 伝統文化研究者・文化活動制作者への支援
    太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能の修得と、現代的な再創造を試みる集団「鼓童」。その鼓童に所属する研究者の調査・稽古・創作活動に対して支援を行ないます。また、文化活動の現場を支える制作者の受け入れや、関連団体への派遣なども行ない、国内外での文化交流を推進します。
  7. 年次報告書および関連図書の刊行
    鼓童文化財団では、1年間の活動を報告し、事業や財団施設の利用情報を提供する年次報告書を発行します。また、研究・創造活動の成果を発表する出版物も随時発行します。
  8. 鼓童の会の運営
    鼓童の活動に社会的な価値を見いだし、共感する個々人によって支援される「鼓童の会」を運営します。毎月発行される機関誌を送付して財団活動への参加を呼びかけ、今後の事業に対する希望を募ります。

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