鼓童ブログ Kodo Blog

鼓童メンバー投稿

「世界の鼓童と共に 芸能の宝島・佐渡」に出演/稲田亮輔


Photo: Singo Kawamura

今回私は佐渡島内の両津地区で行われた公演に出演させて頂きました。佐渡に観光で来島したお客様を主な対象とした公演です。

Photo: Singo KawamuraPhoto: Singo Kawamura

私以外は皆ベテランメンバーという中で、いつも以上に身の引き締まる公演でした。先輩方が出す一音一音が心に響いてきて、稽古の段階から置いて行かれない様、必死で食らいついていきました。お客様に音に乗せて想いを伝えるということについて改めて考えさせられた公演になりました。

また、このイベントでは佐渡の芸能団体の出演もあり、地元の鬼太鼓やおけさなど佐渡の芸能の素晴らしさが、鼓童の舞台とはひと味違う形で伝わっていたのではないかと思います。

Photo: Singo KawamuraPhoto: Singo Kawamura

ryosukeinada


まもなく「神秘」いわき公演/小松崎正吾


Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」に出演/DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」生出演の様子

先日、「神秘」いわき10/4公演仙台10/7公演のプロモーションにいってきました。DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」、福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」、ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」の3番組に、私と佑太と晃佑で出演しました。

福島県のいわき市は私のふるさとです。
今回初めての地元公演ということで、いわきの皆さんに鼓童をより身近に感じていただけるようにと思いを込めて
当日は精一杯がんばりますので、一人でも多くのお客様に足を運んで頂けたらと思います。

ふくしまFMの放送は10月3日18:05ごろ〜放送です。

Photo: Taro Nishita

ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」

shogokomatsuzaki_snews20140510oet


初「モノクローム」/渡辺健吾


9月19日 鼓童特別編成公演 ~人地天、SOULを燃やして~(千葉)

9月19日に千葉で行われた「鼓童特別編成公演」に鼓童メンバー8名で出演をしました。1部は現代音楽の巨匠、石井眞木さんが日本の和太鼓のために作曲された鼓童の代表的演目「モノクローム」について齊藤栄一のトークを交えての演奏。そして2部は鼓童のミニコンサートです。

Photo: Mitsunaga Matsuura

私にとって初めてのモノクローム演奏。
まだまだ未熟ですが鼓童のベテランメンバーの中で演奏出来たことがとても嬉しいです。

Photo: Mitsunaga MatsuuraPhoto: Takashi Okamoto

2014年9月19日(金)
「千葉市で巡るマエストロの旅Vol.4「和・伝統太鼓」
“KODO”鼓童特別編成公演 ~人地天、SOULを燃やして~」(千葉・千葉市)

kengowatanabe


「獅子躍」稽古に行ってきました/中込健太


岩手「金津流梁川獅子躍」稽古

Photo: Kenta NakagomePhoto: Kenta Nakagome

9月5日〜8日、勝、依利、佑太、哲海、亮輔、直弥と私の7名で岩手県・江刺へ行き「金津流梁川獅子躍(かなつりゅう・やながわ・ししおどり)」のみなさまに稽古をつけていただきました。

Photo: Kenta NakagomePhoto: Kenta Nakagome

ささらの組み方を教わりました/辻勝が衣裳をつけて踊らせて頂きました

地元の方々の厳しくも温かいご指導を受け、踊りに対する熱い思いを伝えていただきました。
鼓童の前身「佐渡の國 鬼太鼓座」から続くこのご縁を大切に、しっかりと踊り続けていきたいと思います。

Photo: Kenta Nakagome

「金津流梁川獅子躍」のみなさま、有難うございました!

(写真:中込健太)

kenta_s


「神秘」秋ツアー出発/地代純


Photo: Erika Ueda

スーツケースをバスに積み込み、秋の夜空と太鼓の音に見送られて「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」秋ツアー班、遂に出発します。

Photo: Erika Ueda

昨年の12月から全国を旅してきて、様々な修正や改善が行われてきました「神秘」。日本国内での舞台はこのツアーで最後となります。この旅では一体どんな出会いが待っているのでしょうか。わくわくしますね。
まずは北海道!美味しいもの食べるぞー。

Photo: Erika Ueda

それでは、劇場でお会いしましょう!

junjidai_snews20140510oet


立つ鳥跡を濁さず/花岡哲海


鼓童村の住居棟では、ただいま出発前の大掃除中であります!

Photo: Tetsumi Hanaoka

「立つ鳥跡を濁さず」と言いますように、1ヶ月半も住居棟を空けるわけですから、若手一団となって取り組みます。清々しい気持ちで旅立ち、より良い舞台をお届けできるよう頑張りますので、ぜひぜひみなさま「神秘」にお越しくださいませ!

news20140510oet

tetsumihanaoka_s


新作「永遠」の稽古/草洋介


「鼓童ワン・アース・ツアー〜永遠」稽古

Photo: Takashi Okamoto
年末から始まる舞台「永遠」の稽古が順調に進んでいます。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

朝日が昇り、風が吹き、雨に降られて、静寂のなか星が出る。
太古から繰り返されてきた、そんな自然の営みを、坂東玉三郎さんの感性と佐渡に住む自分達ならではの感覚で表現された舞台となっています。

Photo: Takashi Okamoto

11月20日、佐渡を皮切りに全国を巡る新作の舞台です、どうぞご期待ください!

(写真:岡本隆史)

 

kusayosuke_s


 

鼓童ワン・アース・ツアー2014〜永遠

news20141120oet170

11月 20日 (木) 【新潟】アミューズメント佐渡
11月 30日 (日) 【新潟】シティホールプラザ「アオーレ長岡」※
※中越大震災10年復興祈念・東日本大震災復興祈願祭 ハートビート・プロジェクト特別公演
12月 2日 (火) 【神奈川】ミューザ川崎シンフォニーホール
12月 4日 (木) 【愛知】愛知県芸術劇場コンサートホール
12月 6日 (土) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 7日 (日) 【大阪】NHK大阪ホール
12月 10日 (水) 【岡山】岡山市民会館
12月 12日 (金) 【広島】上野学園ホール
12月 15日 (月) 【福岡】博多座
12月 16日 (火) 【福岡】博多座
12月 19日 (金) 【東京】文京シビックホール
12月 20日 (土) 【東京】文京シビックホール
12月 21日 (日) 【東京】文京シビックホール
12月 22日 (月) 【東京】文京シビックホール
12月 23日 (火・祝)【東京】文京シビックホール
12月 25日 (木) 【新潟】新潟県民会館


岩手で『ゆきあひ』舞台あります/小島千絵子


9月13日 千絵子ソロ
「五の会 みちのくへ『ゆきあひ』舞台」

Photo: Maiko Miyagawa

2013年に、上越の坂口記念館で好評だった「五の会」がみちのく盛岡の「南昌荘」にて行われます。5名の表現者による会に、千絵子がチェロ奏者との「ゆきあひ」のステージで参加します。

kodo

東北にて初めての「ゆきあひ」公演です。お近くの方はもちろん、遠くの方も是非お越しください。

2013-03-29 13.58.47

ご来場をお待ちしております!

 

五の会 2014「みちのくへ」
http://gonokai013.exblog.jp
写真は会場展示の様子

五の会1五の会2
五の会3五の会4

期間中は盛岡八幡宮のお祭りです、お祭りも楽しめます。この機会にみちのくの旅へお越し下さい。

盛岡秋まつり http://www.odette.or.jp/?p=829

五の会〜みちのくへ「ゆきあひ」

2014年9月13日(土)岩手県盛岡市清水町 南昌荘
出演:小島千絵子(鼓童/太鼓・踊り)、三浦祥子(チェロ)、中野亘(土笛)
開演:14:00
前売り:3,200円
当日:3,700円
客席:全席自由席
会場:南昌荘 http://www.iwate.coop/kankyou/nanshousou/
会場住所:岩手県盛岡市清水町13-46
問い合わせ:新潟「銀花」Tel. 025-222-4395/南昌荘 Tel. 019-604-6633(電話、ファックス)
備考:「五の会〜みちのくへ」のイベントは、9月12日(金)~14日(日)10:00〜17:00に開催(最終日14日は16:00まで)。尚、チケット代金には、南昌荘の入園料200円も含まれます。

五の会チラシ

chieko_s


小木港祭り!/石塚充


8月29日 小木祭り太鼓

Photo: Mariko OmiPhoto: Mariko Omi

毎年アース・セレブレーションが終わると、夏の締めくくりとして「小木港祭り」があります。
お祭りでは鼓童でも1台山車を引いてメンバーと研修生総出で小木町中を巡り、日頃お世話になっている感謝の気持ちを込めて太鼓を叩いて家々を門付して歩きます。

Photo: Yui KawamotoPhoto: Yuki Nakagawa

若手寮を出て小木町で一人暮らしを始めてからは、毎年私の家にも鼓童の山車が門付しにきてくれるようになりました。鼓童が叩く太鼓の凄まじい轟音が、我が家に少しずつ近づいてくるのは、心躍るようでもあり、そして、恐怖でもありますね…

Photo: Eri UchidaPhoto: Yuki Nakagawa

何はともあれ、お世話になっている皆様のお陰で、今年も無事に夏を締めくくることが出来ました。有難うございました!!

Photo: Yuki NakagawaPhoto: Eri Uchida

mitsuru_s


道具作りから学ぶ演奏者の心/見留知弘


Photo: Erika Ueda

皆さんこんにちは。太鼓芸能集団鼓童代表の見留知弘です。

9月になり、佐渡では秋の気配を少しずつ感じられるようになりました。アース・セレブレーション、そして小木祭り…。小木町界隈は、祭りの賑わいが終わると、静けさにつつまれ、毎年一気に秋を感じさせる時期となります。

さて、今月はバチ作り、道具作りへの思いという事で、お話しさせて頂きます。

Photo: Erika Ueda

太鼓を打たれる方から、しばしば「バチはご自分で作られるのですか?」という質問を受ける事があります。全てのバチではありませんが、自分のバチは自分で作ります。これは鼓童の活動理念の一つである、「つくる」の部分にも繋がっているところです。

研修所に入所したら、まず自分の箸を作り、それからバチ作りへと。角材から鋸でバチの長さを切り出し、そして鉋で四角から丸に削っていきます。

IMG_6581

最初は上手く作れませんが、どんなにでこぼこでも楕円形でも、自分が手を掛けて作ったバチは、気持ちが籠もっていて、愛着があります。そして、そのバチが折れてしまったショックというのは大きいもので、折れたバチは、まとめておいて小正月の「とうどや」でバチ供養をする所まで、大切にしています。

バチは同じ材から一組を作るのですが、大体同じ重さでなければ左右で同じ音色にならないので、音にこだわる私達にとってバチ作りはとても重要です。

つまり[バチを作る = 音を作る]ということになる訳です。

Photo: Taro Nishita

さて、私は研修生へのバチ作りを指導していますが、彼らに必ず伝える言葉があります。

「太鼓・バチ・道具など、大切にしない者は上達しない!!」

それはどんな事にも通じると思いますが、太鼓の扱いが悪ければ、その扱いと同じ反応しか太鼓はしてくれません。手間をかければ、手間をかけた分だけ、太鼓は音で返してくれます。

Photo: Maiko Miyagawa

バチも同じです。

バチがなければ、太鼓打ちは太鼓が叩けません。太鼓と人の間に存在し、人の思いを太鼓に伝えてくれるのがバチであり、だから「相棒」という言葉があるのだと、かつて先輩から教えて頂きました。

そして、バチを作るためには、鉋(かんな)が必要です。おろしたての時には、切れ味も適度に良いのですが、使えば刃先がなくなり、切れなくなります。

IMG_0120

良いバチを作るためには、鉋の手入れが必要で、鉋の構造を知る事と、刃を砥ぐ事が、綺麗なバチを作る上では、常に必要不可欠で、道具の手入れにも繋がってきます。

こうしたお話でいつも思い浮かべるのは、私達鼓童の太鼓の台や、屋台など、数々の舞台に関わる品を作って下さった、指物師の故・西須殉治さんのことです。

DSC00089

西須さんの仕事は見事で、当時はほとんどの道具をお願いしていましたが、いつも私達からの無理難題な注文を、期待以上の「作品」として、作って下さいました(*月刊「鼓童」2012年12月号vol.321参照 ▶PDFをみる)。

それは日本古来からの職人技であり、職人さんの魂が籠もっていて、引き継いで行きたいものの一つだと思います。

ただ、現代社会においては、こうしたものは受け継ぐ人がおらず、途絶えてしまうことが多いようです。芸能も同じで、継続が危ぶまれたり、すでに出来なくなってしまった芸能のことを聞くにつけても、失われたものを惜しむと同時に、沢山の宝をなんとか後世に残していきたいと思います。

kodo

太鼓は牛と木の命を頂いている楽器です。気持ちを込めて打たなければ、心に響きません。

思う心・大切にする心が、自然と音に表れるよう、演奏者にとっての大事な心構えとして、これからも伝えていきたいと思います。

tomohiro_s


アーカイブ

カテゴリー

Top