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Tag ‘中村達也’

田中要次氏 監督のショートムービーに鼓童メンバー音楽参加


田中要次氏 監督のショートムービー
「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」
鼓童メンバー・音楽参加!

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俳優・田中要次さんが監督を務め、フラワーカンパニーズのドラマー・ミスター小西さんが主演のショートムービー『ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事』が完成、予告編となるトレーラー映像が公開されました。

▶︎Youtubeで再生 https://youtu.be/AO-OBMNGrWg

これは、名古屋にある映画館「シネマスコーレ」が地元・中川運河の魅力を向上させるために企画したオムニバス映画イベント「Filmusic in 中川運河・夏」にて公開される、実際に中川運河で撮影・制作された4本のショートムービーの中の1作品で、さらにドラムの神様役として中村達也さん、スティーヴ エトウさんが出演されています。

このたび監督の田中要次さんからのお声がけにより、この作品に鼓童も一部、音楽提供させていただきました!(作曲:船橋裕一郎 演奏:石塚充、坂本雅幸)

Photo: Erika UedaPhoto: Erika Ueda

鼓童村での収録の様子

「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」

監督・脚本・編集:田中要次
出演:ミスター小西 中村達也 スティーヴ エトウ フラワーカンパニーズ 藤村忠寿 他
撮影:寺田緑郎
録音:坂上賢治
照明:堀口 健
美術:永澤こうじ
音楽:フラワーカンパニーズ、鼓童(船橋裕一郎、石塚充、坂本雅幸)、Shleeps

Introduction
嘗て、JR東海の社員だった頃にシネマスコーレの常連客だったという田中要次が25年の時を経て、監督として名古屋に帰って来た。それもこの映画の為に名古屋にゆかりのある豪華メンバーを集結させたのだ! まずは今年結成26周年で日本武道館ライブを控えているフラワーカンパニーズ。そのドラム担当のミスター小西が異例の初主演! そして、元BLANKEY JET CITYのドラマーであり、俳優としても『野火』などに出演で知られる中村達也。HTB『水曜どうでしょう』のメンバーとして、長年の人気を誇るディレクターの藤村忠寿は北海道から。元PINKのメンバーでもある重金属打楽器奏者のスティーヴ エトウは奈良から。更に鼓童が佐渡島からサウンドトラックを提供するなど、全国各地から魅力的な才能が集結! その上、まだまだ大物俳優らがサプライズ出演しているから見逃せない。この作品のクライマックスはドラミングのセッション対決の為、映画にはあるまじき一発撮りが求められ、そのシーンではドローンを含め、9台のカメラが使用された。この作品は色々な意味でセッション的要素を含む破天荒な映画作りが試されている。

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STORY
さえないドラマーの泰文は音楽にも恋にも人生にも疲れ果て、自棄になって運河にドラムスティックを投げ捨ててしまう。すると河から金のスティックを持った神が現れ、更にもう一体の神が現れ?… 真実を賭けた神々の太鼓対決が始まる!
作品時間:40分(名古屋版のみ フラワーカンパニーズ×藤村忠寿による対談を追加)

監督プロフィール:田中要次
1987~1990年までJR東海に所属で愛知県に在住。シネマスコーレに出入りしている時に当時ファンだった山川直人監督と出会い、音楽系ショートムービーの出演オファーを受けた事がきっかけとなり、俳優を志し上京。映画『鮫肌男と桃尻女』、ドラマ『HERO』の出演などで世に知られる。2003年『刑事まつり』シリーズの一編「釜岡刑事」で監督デビューし、未だに超破格低予算の短編映画を撮り続けながら苦悩中。

チラシチラシ


『炎』の記憶/中込健太


『炎』の記憶 【EC2015】黒田征太郎×中村達也×中込健太ライブペインティング『炎』

2015年8月23日小木体育館 文●中込健太 写真●岡本隆史

アース・セレブレーション3日目の、真昼間。小木体育館には、溢れんばかりの人が集まっていた。時間がくると黒田さんは、『じゃあいこうか』という調子で、ひょいと体育館に入っていった。達也さんがそれに続き、自分もそこに入っていった。あまりにも、静かだった。キャンバス、ドラム、太鼓の前に各々が向かう。

大きく、ゆっくりと、呼吸している体育館。打ち合わせも、リハーサルもない。体育館の、外から吹いていた海風。蝉の声。草の匂い、ひまわり、潮のにおい、漁港、船、太陽。今日、三羽烏は、佐渡の命漲る夏の、ある一日、なのだ。夏の佐渡は昼時、その命の騒めく音でとても静かに感じられることがある。

黒田さんが『どうぞ』というような仕草でこちらに手を差し出す。

「音」だ。

僕は銅鑼を鳴らしはじめた。達也さんの一発目の音。達也さんのドラムの響きが理性を静かに消しさり、獰猛な欲望が騒ぎ出した。達也さんのドラムの音を浴びた無言の太鼓たちは、ゆっくりと何かを語りだす。自分の肉体はそれを媒介しているだけのものとなる。黒田さんは猛然と描きはじめた。
次々に塗り重ねられていく色。

そこからの僕の記憶は断片的になっている。

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi OkamotoEC15_to_07081Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

Photo: Takashi Okamoto

45分、自分たちも、観客もそれぞれが、それぞれの時を共有した。「人は、一人ではなにもできない」描きおえた黒田さんは、その言葉を観衆に投げかけた。

Photo: Takashi Okamoto
悠久の時を越えてきた佐渡の風土と、三人の血。そこに共鳴し、助けてくれた方々、海を越えて、島に引き寄せられた人たち、島のひとたち。全てのものが作用し合って、この体育館に集まった。一人一人の『炎』は一つになり大きく燃え上がった。
一つの大きな火柱となり、火の粉を撒き散らした。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

そして、そこに居合わせた人たちはそれぞれに、その火を持ち帰り、また海を越えてそれまでの生活に戻っていった。

何かが、スタートした。と感じている。

Photo: Takashi Okamoto

お二人の大きな大きな懐のなかで、僕は、これまで感じたことのないほど「たたく」喜びを味わせていただいた。遥々、佐渡に来ていただき、同じ時を過ごせたことに、ただただお二人への、感謝の思いが溢れてくる。

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

それぞれの旅の中で、また三羽烏が、この佐渡での集合のように、どこかの土地で引き寄せられるように集まりたいと心から願っている。

今佐渡は、また静けさを取り戻している。秋が、そこまで近づいている気配。海に浸かったりしながら数日間、呆然とすごしていた。

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8/23開催【EC2015】黒田征太郎×中村達也×中込健太ライブペインティング『炎』
詳細:http://www.kodo.or.jp/blog/pub/20150802_7108.html

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▶▶『炎』ー三人でのライブに至るまでー/中込健太
http://www.kodo.or.jp/blog/performers/20150810_7166.html


『炎』ー三人でのライブに至るまでー/中込健太


アース・セレブレーション2015特別フリンジ
黒田征太郎×中村達也×中込健太ライブペインティング『炎』

Photo: Kenta Nakagome

昨年の夏、大阪で行われた黒田征太郎さんと、中村達也さんのLIVEをみた。即興で自由奔放に描き、叩き続ける二人。
狭いライブハウス中に音と、色とが飛び散って、二人の「気」が高速で走り抜けていった。

心が震えた。体中に力がみなぎってくるようだった。

黒田征太郎さんが鼓童と昔関わりがあったことを知っていたので一言ご挨拶したくて、興奮冷めやらず、楽屋にいれてもらった。黒田さんに、佐渡から来ました。と話した。黒田さんは、「佐渡」、「鼓童」についてとても懐かしがってくれた。一時間以上の時間を、たった一人で叩き切った、汗だくの中村達也さんも気さくに話してくれた。さっきまで、凄まじい音をだしていた達也さん。目の前にして、僕は興奮で自分の足がふるえた。

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ー中村達也さんー
高校生だったころ、達也さんのドラムを初めて聴いた。
腹の底から、なにかが沸騰してくるような、叩くという、衝動。力強い響きに、それ以来、魅了された。佐渡にわたり、研修所での修行の日々でも、体のなかにどこか、達也さんのドラムの響きと一心不乱に叩く姿が、残っていた。そうして、自分はいつしか太鼓打ちになっていった。演奏の旅をする暮らしを始めてからもその感覚はあり続けた。大太鼓に向かっている時でも。楽器は違えど、叩くことへの獰猛な欲望を駆り立ててくれる感覚。
達也さんの音に、僕は、無条件に血が騒ぐ。

撮影:Fu

ー黒田征太郎さんー
一年の間で佐渡にいる間、僕らは毎日、黒田征太郎さんの絵を目にしている。

Photo: Kenta Nakagome

佐渡の道端、民家に描かれた絵がいまでも残っている。80年代に描かれた、鳥、犬、花、様々な絵たち。長い長い時が過ぎ、これらの絵は、佐渡の風雨にさらされ、生命みなぎる夏、凍てついた冷たく厳しい冬、幾つもの季節とともにそこにあり続けた。自然の木々や、草花、人々が暮らす家屋、野山にすむ獣たちと同化して、今、そのものになろうとし、重厚な存在感を放っている。佐渡の自然の中の、当たり前の風景になっている。太陽から、光を、雨雲から水をいただくように、そこに佇む絵からも、僕たちは、なにか力を得て日々を暮らし、太鼓を叩いている。

ー三人でのライブに至るまでー
大阪でのライブをみて数ヶ月後、「COYOTE(コヨーテ)」という雑誌で黒田さんとの対談企画に参加させていただくことになった。とにかく、ライブで受けた興奮を伝えたかった。そこでの黒田さんの話に触発され、自分の中にあった、情念のカタマリのようなものが一気に噴き出した。二人で興奮し、時をわすれて話しつづけた。『三人で、何かを、やりたい。』その取材の場で黒田さんは達也さんに、電話をかけた。そこから、『三人で何かをやる』ということがスタートした。

三人とも、移動し続ける日々をおくる旅人でもあり、一緒になにかをやる場所、時期を探り続けた。
冬の佐渡、東京、新宮…
様々な場所を考え、トライしてきた結果、今回、夏の佐渡がその場となった。

Photo: Kenta Nakagome

黒田さんは、ここまでいつも「すべてのことを面白がってやろうぜ。俺たちが面白がっていれば、いろんなことは後から付いてくるよ。」といってくれた。電話や、Fax、メール、手紙をつかってお互いにコンタクトを取り合いながら、ある時は、お互い旅の途中の大阪のbarでの集合。そういうことが、なんだかとても面白い。

Photo: Naomi Iseki

左から中村達也さん、黒田征太郎さん、北村道子さん(衣裳デザイナー)と下北沢にて。

今回のタイトル『炎』は達也さんの突然のひらめきでついた。『とにかくなにかやりたい』という思いだけで少しづつ、育ってきたこの、小さな芽が、いま小さな小さな花を咲かせようとしている。目に見えない、「縁」や、大きな力。引き寄せあう力。言葉にはならない気持ちが、なにかを動かしている。

撮影:竹谷正純

お二人に、会うたび、その素直な、人間に触れるたびに、僕はとてもおおらかな気持ちにさせられてきた。太鼓への向き合い方が、潔くなってきたきがしている。

お二人への大きな感謝と、夏の佐渡にお招きできる喜び。

いろんなことを書いたが、とにかく感じて、叩きたい。この夏に三人で佐渡で過ごす短い時間が、自分たちにとって、大事な大事な時となることをねがって。

Photo: Takashi Okamoto

黒田さんとの対談で描いた絵

佐渡の海にて黒田さんとの対談で描いた絵と。

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【EC2015】黒田征太郎×中村達也×中込健太ライブペインティング『炎』おたのしみに!
http://www.kodo.or.jp/blog/pub/20150802_7108.html
EC特別フリンジにつき、なんと入場無料です。佐渡島に集合!

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http://www.kodo.or.jp/ec/


【EC2015】黒田征太郎×中村達也×中込健太ライブペインティング『炎』


アース・セレブレーション2015特別フリンジ
黒田征太郎×中村達也×中込健太
ライブペインティング『炎』

黒田征太郎×中村達也×中込健太 ライブペインティング『炎』

2015年8月23日12:15~ 新潟・佐渡市小木体育館

2014年12月、中込健太(鼓童)が憧れの画家 黒田征太郎さんと雑誌「Coyote」での対談をきっかけに実現した今回の企画。EC初期には城山コンサートでのライブペインティングもされた黒田征太郎さんと、カリスマ的な人気を誇る元Blankey Jet Cityのドラマー中村達也さんに中込健太が挑みます。本邦初公開、3人でのセッションです!

黒田征太郎×中村達也×中込健太メッセージ

黒田征太郎氏メッセージ
佐渡国さま。

自然が絵を描かせてくれることを
教えてもらいました。

鼓童さま。
音に身体が動かされることを
教えてもらいました。

黒田征太郎
————————————-
神サマと人が、分離精製される前からある大地、風、海。
永遠に生きていたい。そんなような、心。気持ち。炎。
旅姿三羽烏故郷に帰る。

中村達也
————————————-
今、思うこと

結果をもとめず、
お互いを感じあって
全身でぶつかってみたい。
黒田さんの、色、線。達也さんのドラムの響き。自分の叩く太鼓の音に導かれ、己の肉体は何をしでかすのだろうか。三人で、どこにたどりつくのだろう。
この場に導いてくださった、多くの人たち、天と地に、感謝し、
たたいて、たたいて、たたきつくしたい。

中込健太

出演者紹介

撮影:Fu黒田征太郎(くろだ せいたろう)
1939年大阪生まれ。米軍軍用線乗組員など多くの職を経て、1969年長友啓典とK2設立。1994年「野坂昭如/戦争童話集」12話映像化プロジェクト開始。2004年よりPIKADONプロジェクトを展開し、国内外でライブペインティング・壁画制作/絵画教室等幅広く活動中。2011年震災後、神戸・大阪・盛岡・南三陸町においてポスターライブ(売上金全額寄付)。仮設住宅の壁画作成を現在も進行中。「怒る犬MAD DOGS」(岩波書店)「火の話」「水の話」「土の話」(石風社)「教えてください。野坂さん」(スイッチ・パブリッシング)出版。
(写真:Fu)

DSC_4109中村達也(なかむら たつや)
ex. BLANKEY JET CITY
稀代のドラマー。現在の活動はソロ演奏を筆頭に、斉藤和義(vo, g)との無頼派ユニット「MANNISH BOYS」や、チバユウスケ(g)、イマイアキノブ(g)と結成したバンド「The Golden Wet Fingers」。KenKen(b)とのバトル・ユニット「SPEEDER-X」。仲井戸麗市(g)、蔦谷好位置(key)らとの「the day」の他、FRICTION, TWIN TAIL、そして自身のプロジェクト「LOSALIOS」など。多くのバンドを担う傍らで、画家の黒田征太郎とのライブ・ペインティングや、舞踏家の田中泯との創作ライブも精力的に行っている。俳優としても活躍しており『BULLET BALLET バレット・バレエ』(00年/塚本晋也監督)、『涙そうそう』(06年/土井裕秦監督)に出演。 『蘇りの血』(09年/豊田利晃監督)では主演として特異な存在感を漂わせた。’10年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」にも登場。持ち前の野生を生かし、様々なフィールドで活躍している。
http://www.nakamuratatsuya.jp


kentanakagome11-2中込健太
(なかごめ けんた)
太鼓芸能集団 鼓童メンバー。
2004年研修所入所、2007年よりメンバーとして活動。舞台では主に太鼓を担当。「三宅」や「屋台囃子」など力強い太鼓を得意とし、パワフルでエネルギー漲る演奏が魅力。幅広いお客様に慕われている正統派の太鼓打ち。交流学校公演では子どもたちへの太鼓ワークショップ講師も務める。
http://www.kodo.or.jp/member/kenta_ja.html
(写真:岡本隆史)

EC特別フリンジ情報 http://www.kodo.or.jp/ec/topics/2054/

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