鼓童ブログ Kodo Blog

Tag ‘神秘’

いわき市での「神秘」公演/小松崎正吾


10月4日、私の故郷であります、福島県いわき市での公演でした。鼓童に在籍してから初めての地元公演となった今回、1人でも多くの方に鼓童の舞台を感じて頂きたいと、会場となるいわきアリオスにご協力いただき、福島県内の皆さんに呼びかけさせて頂きました。当日はお天気にも恵まれて、沢山のお客様にご来場頂き、感無量でした。

Photo: Takashi Okamoto

どんなに考えても出て来る言葉は関わって下さった全ての方への感謝の一言です。大変な事も力に変えて生きている地元の皆の笑顔は、いつ、どこに行っても私の中で一歩を踏み出す力になっているんだと確信しました。
今回の公演をきっかけに、さらにいわきと鼓童が繋がって行ける様に祈っています。また近いうちに必ず帰って来れる様にさらに精進していきます。

Photo: Takashi Okamoto

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曲作りで大切にしていること/住吉佑太


今日は、埼玉県さいたま市でのOFFです。休みの日は皆、それぞれがそれぞれの生活を送っています。僕はといえば、朝方少し走って、今はコインランドリーで乾燥機を眺めています。こうしてボーっとする時間も、どうしてもバタバタしてしまうツアーの中では、意外にも貴重な時間だったりします。こういう時間に、新しい曲のアイディアが生まれたりするのは珍しくありません。

ということで、僕が曲を作る上で一番大切にしていることを、今日は少しお話します。

僕が作曲するとき、一番大事にしていることは、聴いている人、観ている人に、ここでゾクッとしてもらいたい!という瞬間を、必ず意識して作ることです。「ゾクッとする」という表現が、一番的確かどうかは分かりませんが、なんとなく感じを汲み取って頂ければと思います。(笑)

このゾクッとするという感覚、人それぞれ、好みや文化の違いはあれど全人類、共通の感覚だと思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

世界中、ここには書ききれないほどの音楽が点在する中で、いい音楽というのは、必ずどこかでゾクッとする瞬間があります。そこには様々な要因があると思います。その楽器の特性、その瞬間までの展開、フレージングなどなど。もしくは、その演奏者個人のもつ魅力も関係してくるかと思います。

その音楽的な要因や、その背景にある文化を勉強することも、曲を作る上で、とても大切だと思っています。そして、自分自身の持つ感性を通して、新しい曲として再創造する。

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ワールドミュージックへの憧れみたいなのがあって、どうしても日本の音楽や、そのカッコよさは見落としがちだと言われます。かと言って、「日本はこうだから」と固執していては、いつまで経っても新しいものはできないとも思います。

僕としては、小さいときから続けてきた太鼓が、今の自分にとって何かを表現するのに一番適している楽器だと思っています。

だから、太鼓の曲を書く。

これがもし、幼い頃、手に取ったのがギターだったら、ピアノだったら、何か他の楽器だったら、きっとその楽器で何かを表現していると思うんです。

Photo: Takashi Okamoto

「太鼓ってこうなんです!こうじゃなきゃダメなんです!」という考えではなくて、「自分ってこうなんです!こういう世界観です!今、感じているものを伝えたいんです!」ということを、太鼓で表現したい。
だから常に新しい曲のことを考えていたい。今しか書けないものもたくさんあると思うんです。

でもせっかくなら、日本にしかない伝統、文化、音楽、フレージング、そしてそのカッコよさを取り入れたりしながら、自分たちのアイデンティティーとして、曲を書き続けていきたいと思っています。そして、TAIKOがワールドミュージックと肩を並べて、全人類にゾクッとする瞬間が共有されて、世界の音楽、地球の音楽になるまで、これからもたくさんの音楽を発信していきたいと思います。

Photo: Takashi Okamoto

構想が大きすぎて、「いつも自分って何がしたいんだっけ?」ってなります(笑)。でもまず目の前のことから。少しずつ少しずつ、いろんなことを学びながら、日々創作活動に励みます。

今、国内ツアーをまわっている「神秘」。この中にも僕の書いた曲が4曲ほどございます! ぜひ劇場で、ゾクッとする瞬間を感じて頂ければと思います。

(写真:岡本隆史)

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ツアー中の移動日/松田菜瑠美


Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

公演地から次の公演地へと数百キロメートル移動する「移動日」。一日に何度も各地のサービスエリアや道の駅で休憩をとります。コーヒーを買ったり、体を伸ばしたり、思い思いの時間を過ごします。

ある日、バスの中でもひたすらバチを振っていた準メンバーの俊一郎に、武志・勝の先輩2人がアドバイスをしていました。ちょっと一息つきながらコミュニケーションが出来るのは移動日の良さだと思います。

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備えあれば憂いなし/花岡哲海


本日は、茨城県はひたちなかでの「神秘」公演です。ちょうど2年前の「伝説」秋ツアーで訪れ、今回もまた公演できるのが嬉しいです。

Photo: Tetsumi Hanaoka

さて、鼓童ではボルト式ではなくロープの締太鼓を使っています。ロープの特徴は、非常に伸びやかでまろやかで、かつ張りのある音の締太鼓に仕上がります!しかしながら公演の度に締め上げを行うため、回数を重ねるとプッツリ切れてしまうので、ロープは消耗品なのです。

Photo: Tetsumi HanaokaPhoto: Tetsumi Hanaoka

そこで、いつ切れてしまっても大丈夫なように、日頃から予備のロープを準備します!麻のロープは硬いので引っ張ったり、まとめて叩いたり…。これを毎日行って、丁度良い柔らかさに仕上げていきます。こうすれば、いざロープが切れてしまっても、すぐに良い状態のロープと交換ができるわけです。

Photo: Masayuki Sakamoto

まさに、備えあれば憂いなし。

常に最良、常に最高のコンディションで演奏ができるよう、今日も頑張ります!

Photo: Takashi Okamoto

10月5日(日)茨城県ひたちなか市 ひたちなか市文化会館大ホール

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まもなく「神秘」いわき公演/小松崎正吾


Photo: Taro NishitaPhoto: Taro Nishita

福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」に出演/DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」生出演の様子

先日、「神秘」いわき10/4公演仙台10/7公演のプロモーションにいってきました。DATE FM(エフエム仙台)「Crescendo」、福島放送「ふくしまスーパーJチャンネル」、ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」の3番組に、私と佑太と晃佑で出演しました。

福島県のいわき市は私のふるさとです。
今回初めての地元公演ということで、いわきの皆さんに鼓童をより身近に感じていただけるようにと思いを込めて
当日は精一杯がんばりますので、一人でも多くのお客様に足を運んで頂けたらと思います。

ふくしまFMの放送は10月3日18:05ごろ〜放送です。

Photo: Taro Nishita

ふくしまFM「いわきアリオス アートジュークボックス」

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」苫小牧公演/松田菜瑠美


Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

9月20日は北海道苫小牧市での公演。ほとんどの席が「自由席」でした。ということは、開場時間前にお客様が良い席を求めて早くから並ぶのです。お客様が、舞台を楽しみにワクワクされている様子を見ることができるという、私にとって自由席はそんな嬉しい時間があります。
Photo: Narumi Matsuda
会館をぐるっと囲むように列が出来ていました。どんなに慌ただしくても、一度は外にこの様子を見に行きます。

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」札幌公演/松田菜瑠美


Photo: Narumi MatsudaPhoto: Narumi Matsuda

9月19日、有名な札幌市時計台やさっぽろテレビ塔が間近に見える、札幌市民ホールでの公演でした。鼓童としても、自分自身も3年ぶりの北海道。当時は、OETのツアーマネージャーの仕事に慣れず、ホールの外に出かける余裕も無く、一日が過ぎていました。今回はたくさんの後輩がいる中でのツアーです。準メンバーの俊一郎は初めてのワン・アース・ツアー。

Photo: Narumi Matsuda
たくさんのお客様に迎えていただきました。「神秘」の秋公演が元気に始まりました。

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「神秘」秋ツアー出発/地代純


Photo: Erika Ueda

スーツケースをバスに積み込み、秋の夜空と太鼓の音に見送られて「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」秋ツアー班、遂に出発します。

Photo: Erika Ueda

昨年の12月から全国を旅してきて、様々な修正や改善が行われてきました「神秘」。日本国内での舞台はこのツアーで最後となります。この旅では一体どんな出会いが待っているのでしょうか。わくわくしますね。
まずは北海道!美味しいもの食べるぞー。

Photo: Erika Ueda

それでは、劇場でお会いしましょう!

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内田依利インタビュー by ジョニ・ウェルズ


ジョニ・ウェルズが氏が、「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」と坂東玉三郎氏との作品作りについて、内田依利にインタビューを行いました。英語のブログに掲載されているインタビューを和訳して、皆さんにお届けします。

内田依利(うちだえり)は愛知県生まれ。鼓童メンバーの正式なメンバーとなって5年目。太鼓以外にも、唄、篠笛、踊りを担当。「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」では出演だけでなく、作曲も担当しています。

内田依利インタビュー by ジョニ・ウェルズ

 

Eri Uchida, Kodo Rehearsal Hall

内田依利(鼓童村の稽古場にて)

「鼓童ワン・アース・ツアー~神秘」は、坂東玉三郎さんを鼓童の音楽監督にお迎えしてからの第二作目です。今回、鼓童メンバーが作った曲のほとんどが新曲です。私にとって、玉三郎さんの第一作目「伝説」と、この第二作目の「神秘」の一番の違いは、女性メンバーがこれまで以上に活躍しているという点です。今までの鼓童の公演では、屋台囃子と大太鼓に向かって盛り上がっていって、お客様は男性奏者の強い印象を持ってお帰りになると思います。でも、「神秘」では女性奏者の印象も同じくらい残るかと思います。作品作りの始めの段階では皆で色んなことを試してみましたが、そのうちのいくつかは、演目として成り立つのかな、という不安もありました。この作品では、いつもに増して演劇的な要素があります。

「神秘」の演目のうち、二曲を私が作りました。「晴れわたる」という笛と太鼓を主体とした曲と、第二部の一曲目、「Chit Chat」という曲です。「Chit Chat」では、いわゆる「女子会」での女の子達のおしゃべりの様子を表現していて、第二部は、女性奏者が演奏しながら一緒に笑い合っているシーンから幕が開きます。

Chit Chat (From left: Maya Minowa, Mariko Omi, Eri Uchida, Akiko Ando)

Chit Chat
(左から:蓑輪真弥、小見麻梨子、内田依利、安藤明子)

一年前、玉三郎さんが私達に「神秘」をテーマにした曲を考えてアイデアを出すように言われました。私はそれまで作曲なんてしたことがなかったのですが、どうにかこうにか幾つかの曲を作って提出してみました。どうなるかは神のみぞ知る、です。でも、そうしたら何と使って頂けることになりました!それを機に、これからもっと作曲したいなぁと思うようになりました。作曲をする過程で、何かを創り出し、自分を表現するためには考え過ぎてはいけない、ということを発見しました。でも、もっと良いものを創るためには、沢山勉強しなきゃいけないなと思っています。

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「鼓童ワン・アース・ツアー〜神秘」住吉佑太よりメッセージ


「鼓童ワン・アース・ツアー2014〜神秘」秋ツアーが9月より始まります。住吉佑太が「神秘」の魅力について語ります。

You Tube で再生▶http://youtu.be/Cv1EkQP4Zpo

Photo: Takashi OkamotoPhoto: Takashi Okamoto

Photos: Takashi Okamoto

news20140510oet


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