【”千の舞”への道】第一幕 三浦視点編/三浦康暉
一幕はアマテラス降臨から岩戸開きまでをお届け致します。
私は高天原で傍若無人な働きをし、アマテラスを岩戸に籠らせてしまうスサノオ役を務めさせて頂きます。
まさか自分が舞台でスサノオ 役をやるとは。。。
まだ私が準団員だった頃、坂東玉三郎さんとの共演の舞台が『アマテラス』でした。
玉三郎さんの演じるアマテラス、鼓童プレイヤー演じるのスサノオ に強烈に憧れました。
いつかやってみたいという思いはありましたが本当にやることになるとは少しくらいしか思ってなかったです。笑
私は役者ではないので役を演じるということに関して不安でいっぱいですが、舞台の上ではスサノオであるため精一杯務めさせていただきます。
また千絵子さんとの稽古は毎回刺激的です。
健太さんのブログにも書いてありましたが「1人で渡りあっている人達は、本当にすごい。」と。
一瞬で千絵子ワールドに惹きつけてしまう凄さ。
そして存在感。
改めて
『1人で渡りあっている人達は、本当にすごい。』
と感じました。
アマテラスと対峙し岩戸に籠もってしまい、そこで登場するアメノウズメ(千絵子さん)
そして2幕での清姫(も千絵子さん)
(この人の体力、精神力、技術は計り知れない。。。。。)
そして通し稽古が終わってフィードバックの際、千絵子さんから「本番は全く違うものになっちゃっても良いからね」とお言葉を頂きました。決まったこと、完成された舞台をやってきた私にはかなり衝撃的な言葉でした。
だからこそ沢山のおもしろさ・魅力が詰まった舞台になるのでは、と思いました。
さてさて千の舞の本番はどうなることやらお楽しみに。
2019年12月23日(月)
鼓童「千の舞」 〜小島千絵子芸歴40周年記念公演(東京都文京区)